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　ヤコブの妻･レアとラケルは姉妹で、彼は妹のラケルに愛情を注いだ。姉のレアには子供が多く、自分にはないことに引け目を感じたラケルは自分の侍女(ビルハ)とヤコブとの間に子供を産ませた。ビルハとの間に生まれたのがナフタリとダンである。
　それに対抗してレアも自分の侍女(ジルバ)にヤコブの子供を生ませた。それがアシェルとガドである。アシェルが生まれた後に、レアが産んだ子供がイサカルとゼブルンである。そしてようやくラケルが授かった子供がベニヤミンとヨセフ。ちなみにダンとナフタリの前に、ルベン･シメオン・レビ・ユダ・イサカルの順に生まれている。そしてレアはゼブルンの後、ディナを産んでいる。 　ディナ以外は、すべて男児である。

　これらは神話上の出来事ではあるが、このヤコブの子孫の名前がそのまま部(氏)族名になっている。
　このイスラエル12部族に隷属する呪いをかけられたのがカナン人と言われている。