明確な内容(物理的に投与するのか、プログラミングとして入力されるのか)は不明だが、機関室にその命令を出していることから、艦の運行システムあるいは主動力炉に直接働きかけるものだと思われる。

　デウスシステム暴走時の対処として艦長が強制注入するように命じている。先に機関室を押さえられたので間に合わなかったが。

　異なる複数のプロセッサからなる「中央電脳ピエタ」のメインプロセッサ以外のコプロセッサの総称。

　コプロセッサとは、コンピュータの中央処理装置（CPU）の演算処理を補助する目的で搭載（内蔵）される処理装置のことである。特定の演算処理を補助するために特化している場合が多い。

　Weblio辞書 IT用語辞典「コプロセッサ」より引用

　コンピューターなどのメインフレームやOSなどをハッキング、侵食されているといった状況に陥るという意味。

　コンピュータにおけるパラダイムとは同一のプログラミング言語ではなく、他言語にわたる複数プログラミングで構成されていることを示し、一つのプログラム言語が汚染されていたとしても他のプログラム言語の部分までも一気に汚染されない。だがパラダイム汚染という場合は、他言語のプログラミングにまでも浸食されているということ。

　パラダイムとは、ある時代や分野において支配的規範となる｢物の見方や捉え方｣のこと。それが非連続的に変化する場合にパラダイムシフトなどと呼ばれる。

　エルドリッジ内のラジエルも多数のプロテクトや多言語プログラミングによる防壁もあったようだが、汚染が広範囲にわたっている。

　Jr.の指示によりシグナル伝達系を封鎖、独立稼動させてマザーフレームへの侵食を防いでいる。

関連語句

[ ラジエル]　| 　[ピエタ]

　生化学の実験を行う研究所、とくに人体や環境に影響を及ぼすような危険な施設に設置される汚染拡大防止システムのことだと思われる。
　実験で生成、または保管している危険物質が簡単に外部へと漏洩しないような建築構造とはなっているが、もしものときのために備えて研究室の隔離や、施設全体を超高温による処理などを行うようにしているようである。

　ゼボイム遺跡のナノマシン研究所に設置されていた。シタンの言葉から推測すると強力な放射線による殺菌装置らしい。

　エレハイムが落命したその通路内でシステムが起動するようになっていた。