船底から船尾に通す構造材。全ての船舶共通の構造というものではなく、竜骨持たない舟も実際はあるようである。

　船の一番底の部分の基礎となる部分なので、竜骨修理にはユグドラシルを一度解体しなければならない。「ドックにひと月」というのはそういう意味である。
　えらい高度から落ちたからな。もっともそのあと修理どころじゃなくなったが。

　どちらも、敵艦に自分の位置を補足されないためのもの。
　マスカーは敵艦ソナー観測の撹乱(泡を発生させて音の遮断をする)、ノイズメーカーは艦と同じ音を出す装置を積んだ囮。

　囮＝デコイ（映画の字幕では対抗策と表示されたりする）ともいうが、カウンターメイジャーっていう方がかっこいい。

　ユグドラシル側が機関停止させて、舵を反対方向にきったのは、囮を出してそっちに向かわせる確率を高めるため。
　発射された魚雷のひとつは囮のほうに向かった。（最初報告された魚雷は２で、ハンスが魚雷1なおも追尾と言ってるし）

　配管やタンクにある空気弁。
　劇中では潜水艦メインタンク内部への空気排出弁のこと。潜行するときは開く。浮上するときは閉じる。

　ゴリアテ襲撃時のとき、ユグドラシル2は浮上するので「ベント弁閉鎖」といっている。

　百式観測器、あるいは百式レアリエンと呼ばれる。
　グノーシス用策敵レアリエンのこと。百式システムを搭載している。 故ヨアキム･ミズラヒによって設計された幼体(少女)型のレアリエンで、プロトタイプM.O.M.O.を基に、星団連邦政府機関接触小委員会により量産化された。
　量産の開始の詳細な年月は不明だが、ミルチア紛争後から順次量産されたのは確実。

　ヴォークリンデに本来は配備される予定があった。首都星から離れた辺境の海兵師団所属艦ということと、急遽編成されたという事情も重なって未配備のまま出航したと思われる。
　デュランダルにはすでに量産型が複数配備されており、対グノーシス用としてだけでなくオペレーティングや観測も行っていた。

　ヴォークリンデに一体だけ配備されている。
　ヒルベルトエフェクトの広域展開をするには、アンプリファイアが必要であり、持続時間と有効範囲に制限がある。