XenoDictionary

　エクソン置換前の空隙。エリィのイントロン下にある環をカレルレンがそう呼称する。

　劇中のその環のように蛇（竜）が自らの尾を銜えている状態を、北欧神話では自らの尾をくわえた大きな蛇が尾を離して首をもたげると世界の終末が始まるとされ、 また心理学では幼年期の状態と表す。

　ミズガルズオルムのようにその身体の内側にある世界を守る、それがカレルレンのいう「太母ともとれる概念」ということだろう。
　この守られた『内側にある世界』が、ガゼル法院やヒト、または接触者を指すのだとすれば、これら世界の幼年期が終わる時とは、すなわちウロボロスが尾を口から離した時である。