XenoDictionary

　形式名Ziggrat8（ジグラットエイト）。固有名称は無し。T.C.4637年生まれ。外見上は30歳。身長191㎝。ジグラットインダストリー製戦闘用サイボーグ。愛用の拳銃で頭部を撃ち抜き一度は死亡したが、ライフリサイクル法によりサイボーグ用の献体として再び生を受ける。すでに100年以上活動している彼の助言は、冷静で的確である。
　生前の名前は「ジャン・ザウアー」。息子が一人いたが死亡している。
　左腕のマニピュレータは360度の回転が可能で、そのサイドに折り畳み式のブレードがある。

　モモと会って以降は愛称の「ジギー」と呼ばれているが、Jr.からは「おっさん」と呼ばれている。
　
　ところで水着に着替えられるんだが、機械部分ってどうなってんの？立体ホロ？

　接触小委員会からの命令により、百測観測器プロトタイプ「モモ」の奪還と保護の任務に就く。その後モモに型番から「ジギー」という名をもらい、以降彼は「ジギー」と名乗る。
　生前の記憶は無いはずだが時折、その息子との記憶をノイズのように一瞬浮かび上がる現象が彼の脳内で起こるため、そのノイズの除去を希望している。

　意外な趣味というか暇つぶしの方法が明らかにされている。そして調整を受けている時のおそろしい光景が…

　U.M.N.の基幹構造体を視覚的に表すと、ジオデシック・ドームの様になることから、こう呼ばれている。

　ジオデシック・ドームとは、バックミンスター・フラーにおいて考案されたドームの構築法。正20面体で球面を近似し、そこに正三角形に組み合わせた構造材を多数並べることによってくみ上げたドーム状建築物。モントリオール万国博のアメリカ館などが有名。
　参考資料：フリー百科事典Wikipedia『ジオデシック・ドーム』

　かつてロスト･エルサレムに存在した結晶構造を持つ天然鉱物のこと。無色透明だが、虹色の光を帯びる結晶らしい。

　何故かハマーはKOS-MOSと間違えた。

　かなり高価なもので、純度が高いものならばマシューズの借金返済も一気に完済できるほどの値で売却できるらしい。

　劇中、ヴェクター内で素材として保管されているのが確認されているのみで、他惑星からも発見されていない。

　フルネームは、シグルド・ハーコート。29歳。銀髪碧眼に琥珀色の肌で、右目を眼帯で覆った青年。ユグドラシルの副艦長を務める。
　肩書き的にはバルトの補佐となるが、実際は教育係のような存在。厳しく叱ることもしばしば。振り回されることもしばしば。
　褐色の肌は出身地の一族の特徴。

　名の由来は北欧神話の英雄。ドイツ語ではジークフリートと読む。ちなみに神話では義父を殺してます。
　参考資料：世界の神話百科(原書房刊)

　バルトの幼少時からの近衛だったが任官より数年後に行方不明となる。
　行方不明中にソラリスに被験体として薬を投与される。その後ラムサスによってユーゲントに入学、そのときにヒュウガと知己になる。在学中にブランシュ家に居候しつつ薬物依存からのリハビリをしていたようである。体質的なものもあるだろうが、この薬物投与の影響からか酒に弱い。腹部に実験体にされていたときの痕があり、それをピアスをすることで隠している。

　アヴェに政変が起きたことを知ると、バルト救出のためにソラリスを脱出した。
　砂漠の隠しアジトにあったユグドラシル改修前の模型は、乗員の一人と彼で作ったらしい。

　かつてソラリスに対抗していた国家で、バベルタワーの頂上部にある都市から、タワー全体を国土としていた。
　国王と元老院による君主共和制を続けている。首都はアウラ・エーペイル。

　アウラ(aula)はラテン語で"宮殿"または"講堂"。auraだと"そよ風(羅)"。

　現在はバベルタワーから切り離した空中都市アウラ・エーペイルのみが国土である。地上から視認できる空中都市であり、回遊していることから、一部の空想科学では「空飛ぶ円盤」だと思われている。

　ソラリス戦役後にゼファーが即位。五百年後の今も彼女が統治している。
　戦役時よりも軍事力や生産力は衰退。唯一ソラリスに対抗できる技術力を持っている国家ではあるが、ソラリスの監視から逃れ、地上ともほぼ切り離しているため、対抗できる人員と生活物資を潤沢に揃えられない。しかしゲートは強固であるためソラリスも容易に攻め落とせないという現状がある。