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　とある説によると赤いドラゴンとは大天使サマエルを指し、謀反を起こした原初の天使の一人である。ヨハネ黙示録第12章にも、赤き龍…という言葉がある。その龍はサタンと呼ばれている。
　サマエル(samael)の名の、「sam」は毒を意味し、そこに天使を意味する「el」が結合したもの。サマエルはサタンと同一視されているようである。

　また、ブリタニアにも「赤い竜」と「白い竜」の伝説がある。この二つの竜は争っており、それはブリトン人とサクソン人を表しており、白い竜を倒すまでこの争いは終わらないという予言があった。
　この赤い竜の伝説にちなみ、ウェールズの国旗にも赤い竜が描かれている。

　参考：フリー百科事典Wikipedia『赤い竜（ウェールズの伝承）』
　　　　「天使辞典」創元社/ 「悪魔の事典」青土社

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