青い装甲と頭頂部の長いポールに、背面にあるマント姿が特徴的なギア。
　両腕それぞにリボルバー式アームガンを内装している。パイロットの得意武器ゆえか武装が全て固定もしくは、内装式銃火器である。

　ビリーの愛機。元は「教会」(エトーン)用のギアとして支給されたものと思われる。
　孤児院の地下ハンガーに格納されており、その発射シークエンスは人力によって行われる。ある程度の人力を感知しないと作動しないだけかもしれないが、到達地点目標の設定が幼い子供でも可能なようにカスタマイズされている。

　格納している孤児院の立地から、塩害対策必須と思われる。

　 人型兵器。おそらくはオルムスが所有していると思われる。
　通常と指揮官機の2種が確認され、微妙に色と頭胸部パーツに違いがある。
　指揮官機は頭部に赤くて角があるが、角の機能や、通常機との性能差が3倍あるかなどは不明。

　おそらく「レビヤタン」が名の由来だと思われる。

　名前の通りカニを模している多脚歩行ギア。操縦席が円盤状になった胴体にあり天板装甲はなく、この円盤の中心に二重反転のローターが、胴体側面に補助の小さなローターがあり胴体そのものの回転を制御しているようである。

　シタンがラハン村近隣に住んでた時に整備をしていた。いつの間にかユグドラシルに接収していたらしい。
　二足歩行ギアを脚部で支えて運搬することも可能。
　ローター下部の円盤状の胴体には、複数の人間が乗り込める。が、定員が明確にされてないためか、整備不良か金属疲労か、上部ローターだけが飛んでいく事態を起こした。

　対グノーシス用の特殊兵器。曙光とヴォークリンデII･ヴェルクリンデ･フロースヒルデに搭載。4つの艦による増幅されたエネルギーによる一斉射撃。
　歌劇「ニーベルングの指輪」においてラインの河に眠る指輪を護っている三人の乙女の名前が冠されている。由来となった歌劇の場面にもあるように、ライン河が指輪をさらうがごとく、グノーシスを奔流にも似たエネルギーによって消し去っている。
　ナデ〇コのグラビティ・ブラストじゃないかという気もするんだが。どうなんだろう。

　広範囲におよぶ攻撃ではあるが斉射限界があり、出現し続けるグノーシスを一気に全てまとめて消し去ることはできない。
　この兵器の開発計画はヴェクターの関係者内部でも知られていていたようである。
　対グノーシス兵器開発に携わるシオンだからこそ、同会社内の開発関連情報として掴んでいたのかもしれないが。